レディスクリニック セントセシリア|青森県青森市の産婦人科

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婦人科外来

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婦人科がん検診

子宮頸がん、子宮体がんの細胞診検査および経腟超音波による卵巣がんの検診を行っております。無症状でも異常が見つかることがありますので、定期的な検診をお勧めします。電子メールあるいは郵送による検査結果のご報告が可能です。
各自治体(青森市・今別町・外ヶ浜町・蓬田村・平内町・佐井村)のクーポン券のご利用が可能です。

  • 青森市に住民票がある対象年齢の方は、クーポン券や無料券(満30歳)が自宅に届きます。
  • 蓬田村・平内町・佐井村・今別町に住民票がある対象年齢の方は、クーポン券が自宅に届きます。
  • 外ヶ浜町に住民票がある方は、助成対象年齢の方が役場へ申し込むことにより、クーポン券が自宅に届きます。
  • 青森市以外の委託契約を結んでいる町村の方は、クーポン券がないと助成の子宮がん検診を受けることが出来ませんのでご注意下さい。
  • 子宮頸がん

    子宮の入り口にできるがんです。若年女性に増えてきており、検診による早期発見が重要です。

    原因 性行為などによるHPV(ヒトパピローマウィルス)の感染
    症状 初期は無症状、進行すると不正出血、性交出血、おりものの異常
    検査 まず細胞診を行い、異常所見があればコルポスコピーによる精密検査を行います
    さらに詳しく(外部サイト)
  • 子宮体がん

    子宮の奥の方にできるがんです。生活スタイルの欧米化により、30代から40代の女性に増えてきています。

    原因 女性ホルモンの影響、体質(肥満・糖尿病・高血圧)
    症状 比較的初期から不正出血、おりものの異常
    検査 まず細胞診を行い、異常所見があれば子宮内膜組織検査を行います
    さらに詳しく(外部サイト)
  • 卵巣がん

    中高年に多く、初期症状が少ないため、早期発見が難しいがんのひとつです。

    症状 腹部の張り、腹痛、腰痛、食欲不振など
    検査 まず超音波検査を行い、必要に応じ腫瘍マーカーの測定やMRI検査を行います
    さらに詳しく(外部サイト)

子宮頸がんワクチン

子宮頸がんの原因は、性的接触によって感染するHPV(ヒトパピローマウィルス)です。子宮頸がんワクチンは、HPV感染を予防することで、子宮頸がんを90%以上減らすことができると推定されています。初めての性交渉を経験する前に接種することが最も効果的です。

  • 当院では、HPV16/18/31/33/45/52/58型に加えて、尖圭コンジローマの原因となるHPV6/11型も予防する9価ワクチン(シルガード9)を使用しています。
  • 2013年4月から定期接種ワクチンに指定されており、公費助成で接種を受けることができます。小学6年~高校1年の女子が対象です。

子宮筋腫

子宮の筋肉にできるこぶのような良性腫瘍で、30歳以上の女性の20-30%にみられます。

原因 過多月経、月経痛、不妊
検査 まず超音波検査を行い、必要に応じMRI検査
治療 貧血・月経痛が強い場合や不妊の場合は薬物療法や手術を検討します

子宮内膜症

子宮内膜に似た組織が子宮周囲の臓器(腹膜・卵巣など)に広がる病気です。晩婚化等生活スタイルの変化に伴い増加してきており、不妊を引き起こすのが大きな問題になっています。

原因 月経痛、性交痛、排便痛、不妊
検査 まず超音波検査を行い、必要に応じMRI検査・腹腔鏡検査
治療 鎮痛剤、低用量ピル等のホルモン療法を行い、症状が強い場合や不妊の場合は手術を検討します

月経不順

月経不順

超音波検査やホルモン検査、基礎体温の測定を行い、低用量ピル等のホルモン療法や漢方薬などで治療を行います。

月経周期移動

旅行などの予定で月経日を移動させたい方は、お気軽にご相談下さい。
中用量ピル、場合により黄体ホルモン製剤を使用します。

  • 月経を遅らせる場合

    月経が来そうな5日前から遅らせたい日の最終日まで服用します。服用終了後3~4日で月経が始まります。
  • 月経を早める場合

    前の月経の5日目から10~14日間服用します。服用終了後3~4日で月経が始まります。

避妊相談

  • 低用量ピル(OC)

    エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2種類の女性ホルモンの合剤で、ほぼ100%避妊が可能です。その他、月経痛・月経不順・月経前症候群改善などのメリットもあります。また子宮内膜症や月経困難症の治療薬としては保険適応になっています(保険で処方するピルをLEP製剤とよび、OCとは区別しています)。
    当院では低用量ピルの診療は、OC/LEPガイドライン(日本産科婦人科学会)に基づいて行っています。

    さらに詳しく
  • 緊急避妊

    避妊をしないで性交してしまった場合や、コンドームが破れるなど避妊の失敗が起こった場合に、妊娠を防止する方法です。その最も一般的な方法が、緊急避妊ピルと呼ばれるものです。 レボノルゲストレル錠:性交から72時間(最大120時間)以内に1錠を服用します。

    • 服用後3日から3週間で月経を認めます。
    • 服用後3週間経過しても月経がない場合は医師に相談して下さい。
    • 計画的な避妊には、より避妊効果の高いOC(低用量ピル)がすすめられます。
  • 子宮内避妊リング

    避妊リングには、銅(ノバT)やホルモン剤(ミレーナ)を付着させたものがあります。挿入は予約制です。

  • 避妊相談

更年期障害

女性ホルモンの減少により、ほてり・発汗・頭痛・めまい・動悸などの身体症状や、イライラ・気分の落ち込み・不眠といった精神症状が現れます。ホルモン補充療法は乳がんを増やすと言われていましたが、最近では5年までであれば増えることはなく、むしろ肌などに対するアンチエイジング効果が期待されています。

  • 治療:ホルモン補充療法、漢方、向精神薬

人工妊娠中絶について

望まない妊娠あるいは経済的理由などにより妊娠継続ができない場合はご相談下さい。
母体保護法に基づき、母体保護法指定医が人工妊娠中絶術を行います。妊娠11週までは日帰り手術となります。